阪神大震災以降日本中に設置された地震計の数は10倍にも達しました。
ここ静岡も数多くの地震計やGPSが設置され前兆現象が「地上で観測できれば」予知は可能な技術力があるそうです。
しかし, 「前兆現象が海中にしか現れなかった場合」 予知は 「不可能」だそうです。
また、仮に研究者、技術者が予知できたとしても、はたしてそれが「地震警報」として発令されるかどうか甚だ疑問です。
仮に地震警報が発令された場合起こることが予想されるのは、買占め、パニック、はもちろん「株価の暴落」、「鉄道の運行停止」の天文学的な経済的ダメージです。
ガソリン1リッター10円上がるだけで行列ができる行列好きな国民性。買占めが起きないとは考えられません。
新幹線1本は1分遅れるごとに、約80万円の損害が出るそうです。
発令地域全体の鉄道が停止したら、一体いくらの損害になるんでしょう?
これらに伴い当然ながら株価暴落も考えられます。
日本は健康被害がわかっていながらも1業界の利得を守るために何十年間もアスベストの使用を放置するような国です。
1業界がダメージをうけるのを恐れているような国に、当たるかどうかわからない予知を天文学的な経済リスクを背負って
「世紀の賭け東海地震警報発令」
を断行できる首相がそのときいるのかどうか・・・ある意味それが一番の壁かも知れません。